いやいやいや・・・・・
鯖のHDが飛んでしまいました。
さて、そんなわけで、久々にサーバーのフルセットアップ。久々にバージョンが上がったVineLinux3.0を使ってやってみまする。
Vineのセットアップ
さて。鯖とは言っても、ウチはしがないADSL。なので、ルーター越しでローカルネットワークの鯖を外に接続しているにすぎません。
また、まがりなりにもサーバーとして外に公開するわけですから、それなりにセキュリティには気をつけないといけません。
まずは、ローカルネットワークサーバーとして、キチンと動かすところまで。
インストール
最近のディストリビューションは、けっこうネットワークインストールをサポートしているものがありますね。たしかVineも出きるはずです。
・・・でも、結局は大きなファイルを長時間落とすのは変わらないし、またネットワークインストールは失敗すると、またぜーんぶやり直しなことが多いんですよね。
そんなわけで、CDブートをサポートしていない機械だとか、CD-R持ってないとか特別な事情がなければ、やっぱり素直にCDイメージを落としてブータブルCDを作り、こいつからインストールするのが一番手間がかからないと思います。
なお、あんまし細かいことは今回書きません。ですので、まったくの初体験という方には、あまり参考にならないかもしれません。
インストール開始!
さて、そういうわけで、VineLinux3.0のCDをドライブにいれてリブート。CDブートして、セットアップを行います。
時に、Vineのセットアップ時って、ほとんどの機械で、カラフルなGUIが立ち上がるよね。でも、そうなると、当然マウスがいる。最近のLinuxはUSBマウスもほとんど問題なく認識してくれるんだけど、時々まちがえることがある。なので、もしPS/2マウスをもっていたら、あらかじめコイツを付けておくといいかもよ?
さて、チョンチョンと進んで、パーテーションカットだ!
パーテーションを切る
パーテーション。一個のHDを複数のドライブのように見せかけて使うことができる機能。たとえばWindowsなんかと共存しようとすると、いやでもパーテーションは複数になるんだけど、もっと積極的な意味合いで切る場合もあります。
解り易い例がセキュリティのため。複数に区切ることで、特定のパーテーションが万が一あふれたりさせられた時にも、とにもかくにもシステムの停止を抑制できる。また、特定のパーテーションに実行権限を与えないようにしたり読み取り専用にしたりして不正アクセスへの耐性を上げたりとか。
さてさて、じゃ、実際にはどういう風に切るのかというと、これがむずかしい。いろいろな人が様々な考え方をしていて、まあ、ぶっちゃけどれが正解かってーのもないわけで。
で、私はというと、こんな感じに切ってみました。
第一パーテーション | 2GBくらい | 予備用 | 適当。とりあえずはFATにでも。 |
第二パーテーション | 200MB | ルート用 | Linux naiteve |
第三パーテーション | 残り全部 | その他用 | 拡張パーテーション |
で、第三パーテーションの中が
Linux swap | 500MBじゃ多すぎかな? | swap用。言い伝えではメモリの二倍 |
Linux拡張 | 100MB | /tmp用 |
Linux拡張 | 300MB | /var用 |
Linux拡張 | 3GB | /usr用 |
Linux拡張 | 残り全部 | /home用 |
ま、だいたいこんなところかな?
第一パーテーションは、予備。なにかあった時に、結構約にたちます。一時的にここにパーテーションを複製して退避させたり、普段はやらないような特別巨大なファイルを一時的に置いたり。また、第一パーテーションにしておけば、最悪一時的にWindowsをインスコしたりとかも出きるしね。
パーテーションのカットが済むと、「ディスクの設定」という画面になるので、ここで適切にマウントポイントを設定します。
ウチの場合はこんな感じ。
─/dev/hda │ ├/dev/hda1 1908MB FAT32 (マウントしない) │ ├/dev/hda2 191MB Linux native / │ └/dev/hda3 ・・・ 拡張領域 │ ├/dev/hda5 489MB swap │ ├/dev/hda6 96MB Linux native /tmp │ ├/dev/hda7 286MB Linux native /var │ ├/dev/hda8 2862MB Linux native /usr │ └/dev/hda9 ・・・ Linux native /home
さ、あとは、フォーマット開始だ。あ、フォーマットのタイプは、Linux nativeは全部ext3ね。
このあとに、「ルートが250MBくらいないと小さ過ぎるぞ!」って言われる。まあでも、これはサーバーだからOKでしょ。
ネットワークの設定
標準の状態だと、DHCPが仕様される設定になっているはず。これははずして、手動で入力しておこう。
とりあえずはローカルネットワークなんだから、こんな感じでいいはず。
IPアドレス | 192.168.1.xx |
ネットマスク | 255.255.255.0 |
ネットワーク | 192.168.1.0 |
ブロードキャスト | 192.168.1.255 |
ホスト名は、適当でいいんだけど、ドメイン。時々、「どうせ外に出ないネットワークなんだから、hideyosi.comとかでもいいよン♪」って書いてある本がある。まあ、これは間違いじゃないんだけど、万が一外に漏れ出した時に、混乱したりしかねないので、絶対グローバルにはないものにしておこう。たとえば、 hideyosi.local とか。
ホスト名 | toyotomi.hideyosi.local |
ゲートウェイとDNSは、各々の環境で。
アカウントの設定
rootのパスワードを設定しないような人はもう論外!(時々いるらしい・・・)
・・・ただし、このあと、いろいろと設定を弄るよね。だから、あんまりヒネリ過ぎて入力しにくいようじゃ困る。また、今のLinuxは、昔と違ってながーいパスワードが入力できるので、とりあえずはローマ字で12〜18文字くらいのにしておくといい。例えば、「kidousennsi」とか、「buraitonoa」とか。
※ あくまでもこれは、暫定的なものだから。外に接続し始めたら、もちろんもっと複雑なものにするべき。
そして、かならず一人、「作業ユーザー」を作っておく。普段から、ログインや作業は作業ユーザー。必要な時だけ root に su するというクセを、指に染み付けておこう。
上記のrootパスワードと同じで、とりあえず暫定的には、あまり複雑なパスワードは避けておこう。また、ユーザー名に関しては、セキュリティとはそう関わらないので、「taro」とか「mona」とかくらいにしておかないと、やっぱり作業が捗らないよ。