Vineは(あ、Debianが元祖か・・・)、apt というソフトでパッケージを管理できます。うーん・・・まあ、ようするに、インストールや依存がややこしいLinuxのソフトを、できるだけ簡単に管理しようとする仕組みってとこですかねぇ。
aptは、httpやFTP、またはローカルのHDやCD-ROMなど、パッケージがある場所を一元管理して、一番新しいパッケージを探してくれたりアップデートしたりしてくれる、とても便利なソフトです。こいつの設定をしておきます。
どこから探してくるか
aptは、設定された場所から情報を得て、それを元にパッケージを管理してくれます。この、探してくる場所の設定は、 /etc/apt/sources.list と言うファイルに定義されています。おそらく、インストールしたばかりの時は、こんな感じでしょう。
# # apt for RPM source.list sample # ## ## Vine Linux 3.0 ## # (masters) rpm [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 3.0/$(ARCH) main devel plus extras updates rpm-src [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 3.0/$(ARCH) main devel plus extras updates # # (ring mirror) # rpm [vine] http://www.t.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/apt 3.0/$(ARCH) main devel plus extras updates # rpm-src [vine] http://www.t.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/apt 3.0/$(ARCH) main devel plus extras updates # # (jaist mirror) # rpm [vine] ftp://ftp.jaist.ac.jp/os/linux/Vine/apt 3.0/$(ARCH) main devel plus extras updates ・ ・ ・
ご覧の通り、とりあえずはVineのサイトだけに設定されています。他にも、ringやKDDI研究所などのミラーサイトの設定もあらかじめ書かれています。これらは別に同じものを複数設定してあってもちゃんと管理してくれるので、負荷軽減のためにも、他のサイトのコメントも外しておきましょう。
ちなみに、私がこれを書いている時、たまたまringのサイトにアクセスできませんでした。こういうサイトは、時々落ちていたりメンテだったり、場合によっては廃止されてしまうなんてことも起こりますので、そういった場合は逆にコメントアウトしておくと、うっとおしいエラーをはかなくなります。
そんなわけで、今回は私は本家のほかに、KDDIとjaistのサイトのコメントを外しました。 /etc/apt/sources.list を書き換えたり変更した場合には、「最新情報の更新」という意味で、 apt-get update を行っておくのを忘れずに。