雑記など
これまでは、いわばUNIX系の標準エディタともいえるviで作業を行ってきました。まえにも言いましたが、viの使い方がまったくさっぱりだと、いろいろな場面で苦労します。必要最低限の操作はできるようにしておくべきです。
・・・とはいっても・・・・ (^^;)
実は私は、emacs派なんですよねぇ。なんつーか、もう、「指が憶えちゃっている」ので、やはり効率よく編集するにはemacsでないと。
しかし、emacsは怪物と呼ばれています。もはや遠い昔に、「テキストエディタ」の枠を飛び出し、これいっちょうでなーんでも出来ちゃうというとんでもない高機能ソフト。 しかし逆に、その容量と他ソフトへの依存もすさまじいものです。 「ちょこチョコっと、定義ファイルを書き換えたい」の場合、まさに「戦車でイモほり」状態。こんなのをサーバーに導入するのは・・・・・
そこで、viに負けないくらい小さく、かつ、操作感はemacsに極めて近いテキストエディタ、「ng」を導入しましょう。
ng は、ちゃんとVinePlusに入っていますので、aptで導入しましょう。
# apt-get install ng
起動はずばりそのまま。「ng」で。 emacsになれた人なら、すぐに使えるでしょう。
ngの簡単なカスタム
ng は、本家emacsのように、定義ファイルでちょっとしたカスタムができます。特に私にとって重要なのが、「Ctrl + h でBSの働き」というもの。
自分のホームに .ng というファイルを作り、以下のような内容で実現できます。
; C-h と DEL を入れ換える: ; (bsmap-mode) ; または: (global-set-key "\^h" 'delete-backward-char) (global-set-key "\^?" 'help-help) ; C-\ でもマークの設定ができるようにする: ; (global-set-key "\^\\" 'set-mark-command) ; 入力漢字コードと画面漢字コードをシフト JIS にする: ; (set-kanji-input-code 'shift-jis) ; (set-kanji-display-code 'shift-jis) ; 行頭禁則文字から「ぁぃぅぇぉ」を削る: ; (delete-kinsoku-bol-chars "ぁぃぅぇぉ") ; 括弧の対応を自動的に表示させる: (global-set-key ")" 'blink-matching-paren-hack) (global-set-key "}" 'blink-matching-paren-hack) (global-set-key "]" 'blink-matching-paren-hack) ; ESC C-s/C-r で正規表現検索をするようにする: ; (global-set-key "\^[\^s" 're-search-forward) ; (global-set-key "\^[\^r" 're-search-backward) ; C モードの変数を一般的な C 言語のスタイルに合わせる: ; (set-c-argdecl-indent 0) ; (set-c-continued-statement-offset 8) ; (set-c-indent-level 8) ; (set-c-label-offset -4) ; (set-c-tab-always-indent nil)